ガジェット置き場です。
今回のテーマは「ACアダプタとパソコン充電」について。
この記事にたどり着いた人の中には、
「Switch純正のACアダプタってPD対応のUSB-C充電器だから、もしかしたらパソコンが充電できるんじゃないの?」
って気になった人も多いかもしれない。
ガジェット置き場もそのうちの一人だったんだけど、Googleで検索をかけたところ、類似性のあるブログ記事が少なかったので、
せっかくなら1本記事にしてしまおうという企み。
ココだけの話、最近低迷していた当サイトのアクセス数が2023年末から再び吹き返し始めているので、ここらで気合を入れ直したい。
では本題行きます。
パソコンをSwitch純正ACアダプタで充電するまで。
一応、自己責任で(小声)
SwitchのACアダプタにはもれなく、
"本品は任天堂製品でご利用ください"
という但し書きがある。
つまり、当記事に書いてあることはすべて中の人が自己責任を了承の上で行っていることだから、試す場合もくれぐれも皆様の自己責任でお願いしたい。
とはいっても、SwitchのACアダプタが原因でパソコンが故障することはほとんどないと思う、多分。
Switchの純正ACアダプタはUSB-PD&39W以上の充電器で代用可能。
Switchの純正ACアダプタは、USB-PDに対応していて、なおかつ39W以上の給電が出来る充電器で代用が出来る。
それに関連する記事をガジェット置き場で過去に投稿していてそれが以下の通り。
今回はその逆で、
"パソコンの充電器でSwitchのACアダプタの代用が出来るなら、SwitchのACアダプタでパソコンが充電できるんじゃないの?"
と思った経緯から、今回の記事を作成するに至ったわけ。
Switchの充電器一つでPCの充電が完結するかも。
純正のACアダプタでパソコンの充電が出来ると、ケーブル一体型の充電器に化ける。
普通、USB-C端子でパソコンを充電するためには、
PD出力対応の充電器とPD充電対応のケーブルの2つを用意する必要があるんだけど、もしスイッチの純正ACアダプタが利用できればそれらを用意する必要がなくなってしまうんだ。
PD対応のケーブルは概ね1000円、充電器自体は45W対応のもので約3000円くらいするから、合わせて4000円で少ない額ではない。
【結論】一部の条件を満たしたノートPCの充電が出来る。
結論になるけど、一定の条件を満たせばスイッチ純正のACアダプタでパソコンが充電できる。
その条件というのが、
・パソコンがPD充電に対応している。
・39Wの出力でも充電出来る。
の2点。
ちなみに、ガジェット置き場がメインで利用しているDELLのノートPCはスイッチ純正のACアダプタで充電できる。
条件①パソコンがPD充電に対応していること
まず第一にパソコンがUSB-PDで充電できることが条件になる。
「USB PDってなに?」という人に簡単に説明すると、Type‐Cケーブルを経由して行える、高電力供給の規格のこと。
USB-PDの充電に対応していると、USB-Cのケーブルと端子でパソコンが充電できるようになって超便利なんだけど、Switchの純正ACアダプタでパソコンを充電するにはコイツに対応していることが第一条件になる。
古いパソコンとか、3万円以下で購入できるような性能が高くないパソコンだとUSB-PDで充電できない可能性が高い。
条件②39Wの充電器でも充電できるパソコンであること。
39W出力での充電に対応しているかということ。
例えば高性能のゲーミングノートPCだと、この39Wでは足りないなんてことが起きかねない。
この辺りはノートPCのスペックに依存するので、各自で調べてみて欲しい。
実践、SwitchのACアダプタでパソコンを充電。
ここからは実践編と題して、実際にガジェット置き場が使用しているDELLのノートPCをスイッチ純正のACアダプタで充電してみるコーナー。
例えば、ガジェット置き場のノートPCを実際にSwitchのACアダプタで充電してみるとこんな画面が表示される。
いきなり長い英文で、学がないガジェット置き場は顔面蒼白。
意訳すると、
"39W出力の充電を検知したけど、これだと充電遅いし、パフォーマンスが低下するよ。DELL純正のACアダプタか45W以上の出力の充電器を使ってね"
とのこと。
よって、SwitchはDELLのパソコンから39W出力の充電器として認識されているということなんだけど、これはカタログスペック通り。
今回使用したパソコンのスペックは、事務用途には必要十分といった程度で、お世辞にも高スペックとは言い難い。
そのパソコンでも39W給電では少し物足りないというんだから、やっぱり緊急時に使うくらいの感覚でいた方が良いのかもしれない。
充電は遅い。
一部のパソコンは充電できると述べたけど、お世辞にも充電速度は速くないんだ。
ガジェット置き場は普段65W出力の充電器を使用しているんだけど、これと比べるとSwitchのACアダプタによる充電派かなり遅い。
だから、ACアダプタ×パソコンの使い方は、時間に余裕のある時、またはゆっくり充電でも許容できる人に限る。
速く充電したいなら、高出力の充電器を急ぎ購入してしまってOK。
メインで使うのはお勧めしない。
これは他のサイトでもたくさん言及されていることなんだけど、一応当記事でも述べておこうと思う。
実はSwitch純正のACアダプタって、ただのPD出力の充電器じゃなくて、独自規格の通信が動いている(可能性が高い)。
この辺りは各々で調べ欲しいんだけど、Switchは普通のPD充電器の仕様とは一部異なる挙動を示しているとかいないとか。
だから、メインで使うというよりは、緊急時とか、手元に充電器がないみたいな時のしのぎとして使って欲しいというわけ。
とはいっても、Switchの充電器のせいで故障するとか、そういう可能性は低いと思う、個人的に。
Switchはユーザー数の多さが圧倒的
「普通にパソコンの充電器で充電すれば良くね?」と言ってしまえばそれまでなんだけど、Switchの充電器は日本で相当な数が普及している。
というのも、Switchは出荷台数1億3000万台で驚異的。
株主・投資家向け情報:業績・財務情報 - ゲーム専用機販売実績
うっかりパソコンの充電器を忘れてしまうことってよくあると思うけど、そういう時にSwitchの充電器を借りることが出来れば、難を逃れることができるというわけ。
Switch純正のACアダプタで自分のパソコンが充電できるか否か、確かめておくのも悪くないかもしれない。