こんばんはガジェット置き場です。
ガジェット紹介に重きを置いて運営している、『ガジェット置き場』ですが実はこのブログ主、結構アニメ好きだったりします。
今回もまた例の如く、視聴中のアニメの感想を書いていこうかなと思います。
今回挙げるのはテレビアニメ『ID:INVADED』です。
のっけからアルファベット横並びで読み辛いですが、『イドインヴェイデッド』という発音らしい。
これがね、面白いんです。
導入はこの辺にして、早速本題に入っていきます。
テレビアニメ『ID:INVADED(イドインヴェイテッド)』が最高に難しくて、最高に面白い。
毎週欠かさず見ている作品の一つなんですが、何といっても難しい。
少なくとも、脳死で見れるアニメではないですね。
ほんの少しの間、席を外そうもんなら、話の内容に全く付いていけなくなった。なんてこともしばしば。
それだけ、内容が濃ゆい作品となっています。
というよりか、この作品の良さに関して、全てを語っていかない。ということが挙げられると思います。
全てを語らず、視聴者の推測に任せている部分も多々あります。無駄なことはいちいち説明せずにね。
そもそも、この作品において、もっとも重要と言える『世界観』についての説明が一切なされないまま物語はスタートします。前提条件が提示されないままね。
当然、物語が進むにつれ、世界観の全容が分かってくるのですが、それでも尚難しいのは事実ですので、それに付いていけず一話切りする視聴者が後を絶たないんじゃないかな。
主人公鳴瓢秋人は人間の殺意によって構成される『イド』に潜ることのできる『ミズハノメ』のパイロット。鳴瓢は他人のイドに潜ると同時に、名探偵坂井戸としてイドに現れる『カエルちゃん』の死の謎を解くことで、現実の殺人犯へと近づいていく。
というのが、一番砕いた概要だと思うのですが、うーんこれだけでも初見の人が見たら「は?」ってなりそうですよね(笑)
ID:INVEIDED9話までの感想と(薄口)考察
(9話放送終了時点執筆)
9話時点で、蔵の捜査によって逮捕された人物は、
『穴空き』富久田、『花火師』冬川、『墓堀』の模倣犯大野、『墓堀』の実行犯数田と恋人(?)の井波
の5名。
数田は本堂町に殺害され、冬川は秋人に獄中で自殺に追い込まれました。
本堂町が連続殺人犯ってどういうこと?
6話で本堂町は松岡の推薦によってミズハノメのパイロット、いわゆる名探偵として起用されます。
本堂町自体は、名探偵としてイドに潜れることを誇りに思っていたようですが、それに対して松岡は突き放すような態度をとっています。
というのも、本堂町が数田を殺害しても平然としていた、「連続殺人鬼」としての素質を見込んでの推薦だったので当然と言えば当然でしょう。
まあ、松岡からしても、本堂町を近くに置いておきたいはずが無い。
そこで、名探偵の推薦を口実にして、コンビを解消したわけです。
『穴空き』も名探偵として投入
連続殺人犯として逮捕された「穴空き」こと富久田も名探偵として採用されます。
ただ、その能力は今一つのようで。
第8話では、秋人と一緒にジョンウォーカーであるとの疑いを掛けられている百貴のイドに潜ることになります。
百貴のイドは、一面砂漠地帯で「カエルちゃん」ともう一人、正体不明の人物の流砂に埋まった死体だけ。
この人物が誰なのかというのが大きな焦点になっています。
そして、その先にはミズハノメのコックピットが。井戸主は連続殺人犯『タイマン』の被害者、飛鳥井木記。(この人物がキーパーソンであるのは間違いなさそうです)
そして秋人はイドの中のイドに潜るべく、コックピットに就きます。
「10分後に排出してくれ」と言い残しイドに潜ります。
イドの中のイドは『過去の世界』
イドの中のイドの世界、すなわち飛鳥井のイドは過去の世界でした。
諸々過程は省略しますが、秋人はタイマンを殺害し、飛鳥井を救い出すことに成功します。
タイマンとの決闘で重傷を負った秋人は入院、そして同じく入院中の飛鳥井と接触しますが、どうやら飛鳥井には、自身の記憶ないしは思考を周囲の人間に認識させてしまう能力の持ち主なんだそう。
どうやらミズハノメと飛鳥井は無関係ではなさそうですね。
すると、飛鳥井のもとには、現実世界で秋人が獄中自殺に追い込んだ連続殺人鬼、『顔削ぎ』の姿が。
秋人はとっさの事態に、『顔削ぎ』に手を掛けましたが、すぐにその姿は消えてしまいます。
飛鳥井曰く、「あなたが痛い思いをしたから目を覚ました」らしい。
どうやらジョンウォーカーが毎日飛鳥井のもとに殺しが出来る人間を送り込んでいるらしい。
そして秋人と飛鳥井、『顔削ぎ』が一同に会していたのもどうやら夢の中。
後に、その夢が単なる秋人だけの夢ではなく、一つの同じ夢を3人が共有していたことも明らかになります。
飛鳥井の能力を応用したのがミズハノメなのか
飛鳥井の能力とミズハノメは無関係とは思えません。
何者かが飛鳥井の能力を用いてミズハノメの開発をしたのは間違いないのではないでしょう。
と考えるならば、ミズハノメの開発にジョンウォーカーが関わっている可能性も大いに出てきますね。
「10分経ったら排出」されなかったわけ
名探偵坂井戸(秋人)が飛鳥井のイドに潜る際、10分経ったら排出するよう穴空きに言いつけたにも関わらず、
一向排出される気配がない。
常論として、時間の流れが一定でない、または穴空きが10分を数える前に息絶えてしまった。という推測が出来ますが、果たしてこの作品そこまで安直でしょうか。
(ここからは全て僕の推測になります。あしからず。)
砂漠のイドを散策中、井戸端の一人が「時間が止まっているみたいだ」と言っていました。
もし、砂漠の世界の時間が止まっているとしたら、
飛鳥井のイドの中で何十年と経とうが、砂漠の世界では1秒も経過していないわけです。
すなわち、秋人は一生排出されない、という可能性が生まれてきます。一生、飛鳥井のイドから出られなくなったということもあり得るわけです。
そう考えると、百貴の「(秋人達を)イドから出せ、全部罠だ!」という発言にも辻褄が合う気がするんです
が、どうでしょうかね。
非常に内容が難しいが、考察しがいのある珠玉の一作
いやーここまで記事を書くのに相当くたびれました(笑)
正直、他のアニメブログ主と比較すると、相当薄口の考察になってしまいました(笑)
だってこのブログのメインコンテンツはあくまで「ガジェット紹介」ですから、素人にはこれくらいが限界なんですね。多少お見苦しいところがあったかもですが、そこは見逃してください。
話を戻しますが、この作品、最高に考察しがいのある作品だなと感じました。
今までいくつもアニメ記事を書いてきましたが、今回が一番疲れたし、一番書いてて楽しかったかな。
そんな『ID:INVADED』をこれからも追っていきたいと思います。
以上です。
(ガジェット記事って書くの楽だったんやなぁ…)